あらためて感じるYouTube発信の威力~DaiGoの反撃とASMRの世界

昨日アップされた、DaiGoの京アニ被害者実名報道についての動画がバズっています。

私自身YouTubeを手放せない生活を始めてから、かなり年数が経ち、Premium会員にもなって毎日数時間YouTubeに費やしていると言っても過言ではありません。

YouTube Premium
  • YouTube Premiumは超絶オススメです。個人ユーザーは月額1,550円でちょっと高めですが、その価値あります。広告なし、オフライン再生、バックグラウンド再生が全部叶います。この3つが叶うと、全く違うチャンネルに生まれ変わります。こういったオプションを有料化していくのは大賛成です。良いものを続けるには収益が必要です。
  • いまでは色んな動画があります。おなじみの映画予告編からMV音楽、赤ちゃんの笑い声、猫観察、カウンセリング、農業、プレゼンの作り方のようなチュートリアル的な教材、ひたすら雨の音とか、

    とにかく、

    思いつく動画は恐らくこの地球上の誰かが作っているので、物によってはググる前にYouTubeを使うこともあるぐらいです。

    そうやって色んな動画を見ていると、YouTubeを介した発信が世の中に影響をもたらし、世界が変わっていく流れを刻々と感じます。

    全国民総発信:意見発信のデモプラットフォーム

    昨日から今日にかけて、バズっているメンタリストDaigoのYouTube動画はこちら。

    京アニ実名報道に対しての怒り。

    登録者数130万人のメンタリストDaiGoチャンネル

    日本のYouTuber界において、100万人突破は一つの基準ではありますが、いまの若い世代がほぼYouTubeを見ていることを考えると影響力は絶大です。

    DaiGoといえば、10年前辺りに相手のマインドを読むスペシャリスト=メンタリスト(マジックではない)として、よくTVに出ていましたね。懐かしのスマスマからゴールデン番組まで引っ張りだこでした。

    色んな経緯があり、いまメディアは殆ど出ないですが、ご自身の事業、執筆、講演、そしてニコニコ動画やYouTubeチャンネルの運営も含めて、以前よりも勢力的に活動している印象です。

    最近では弟である、東大出身・松丸亮吾さんがナゾトキ発信者として露出も増えていますね。私も弟と知った時はびっくり。兄弟とは。すごい。

    アップ頻度の高い発信で築いたDaiGoプラットフォーム

    まず、DaiGoのYouTube動画アップ頻度は尋常ではないです。扱っている内容やトピックを考えると結構鬼業です。

    毎日更新の定期的なものというよりは、その時のニュースや情報に合わせてガンガン出すので、ライブ配信などを含めると、1日何本もアップされていることもあります。

    ニュースの場合は、背景を説明し、意見を言い、かつ心理学的観点から色んな研究の引用を用いて話します。知見もしっかり入れます。

    彼の扱っているフィールドはリサーチも勉強も実績も必要で、 賛否両論あったとしても、 オンリーワン、彼しかできないことを提供していることは間違いないです。そうそう真似できる技術では無いと思います。

    そして、ライブ発信を頻繁にすることで、視聴者と密接な関係をしっかり築き上げています。

    その強靭なプラットフォームを使って、今回の京アニ実名報道についてライブ配信を実施し、珍しく感情的にかなり怒りをぶつけていました。(いつもはもっと客観的に淡々と、ひたすら早口で説明しているイメージでしたが)

    YouTubeチャンネルプラットフォームの確立は村落の社会へ導く

    今回のDaiGoの動画では、被害者の気持ちを考えずに利権だけで動くメディアに対する怒りを入れつつ、「権力とは」の心理考察も入れていました。

    権力を持つと人は、

    • 他人に厳しくなり、自分に甘くなる。
    • 共感能力が下がる。
    • 観察力が下がる
    • 自分の意見がみんなの意見と思う。

    この点に関しては、会社勤めするうえで正に毎日ぶつかることであるので、色々共感を覚えながら聞いていましたが、

    それよりなにより、

    この発信力と影響力の大きさ。

    ここに改めて、じわじわと変化が訪れているのを感じます。

    この動画でDaiGoも言っていますが、昔は情報統制ができましたので、権力者が優位でした。集団でいる社会に属する限り、常に権力者は存在し、そもそもそういった縮図にならなければ社会は成り立ちません。

    これまでデモをする場合は、街に繰り出してスピーカーホンで叫んだり(今でも霞が関界隈では盛んですが)、それこそテレビやラジオ電波を駆使して声を届けいていましたが、

    いまはこうやって各自が持っているサイト、YouTubeチャンネルなどで色々な発信が飛び、ボーダーレスに届きます

    単純に海外にも届きます。

    より情報を自分で精査して見極めなければいけない

    ということは、より知見を深め、勉強を進めたうえで、自分の考えや意見を持っていかなければならない。

    ただ、結局それを全員がすることはできないので、結果的にこういったインフルエンサーのような、意見リーダーについていく新しい社会が生まれます。

    そういった、新しいミニ社会が大量に生まれ始めていることを改めて感じます

    一旦大きくなったものが崩壊し、再度小さい集落がポコポコできる、そんな感覚でしょうか。

    プラットフォームが異なっているだけで、歴史は繰り返すというかなんというか。

    情報過多になっているいま、より原始的にFacetoFaceの感覚で、

    • 人を見極める力
    • 人から信頼される力

    が今後大事になってくるのですが、このスキルは思いのほか難しく、こなせる人って本当に限られていることに気づく毎日です。

    日々精進。

    なお、このDaiGo動画のスーパーチャットで集まったお金は全て京アニに寄付したとのこと。YouTubeで差し引かれる分もDaiGoが補填して、全て寄付したそうです。そんなこともライブ配信一本するだけで出来てしまうのが今の世界です。

    新刺激ツール – ASMRの世界

    ここ最近ちらほら聞くようになったASMR。

    ASMR=Autonomous Sensory Meridian Responseの略であり、視覚や聴覚を通じて脳が心地よいと感じる反応のこと

    誰しも、好きな映像、好きな音、などがあると思いますが、それを徹底的に研究して作りこんだ動画が反響を呼んでいます。

    たまたま先日、カジサックと四千頭身のYouTubeチャンネルが同日にASMRの話をしていたので、最近の動画を見ていたら、

    信じられないクオリティに進化してましたw。

    リラクゼーション効果、睡眠導入、ストレス発散に使われるとありますが、分かってしまう自分に危機を感じますw。

    メインは囁き声だったり作業音のようですが、木がコロコロ言う音とか、すり鉢とか・・・。ずっと聞いていられて、なんだか落ち着きます。

    ちなみに咀嚼音もメインのようですが、かなり苦手なので私はスルーですw。CookDoのCMとかも苦手でした。人によって心地いい音と不快な音って大きく異なりますね。

    医学的な根拠は見当たらないようで、調べても出てこないのですが、ずっと聞いていられて、なんだか落ち着くということは、何かしら作用があるのでしょうw。(もうちょっと調べたいとこですが)

    海外はASMRビジネス、日本はASMR職人

    すり鉢の音がたまらない・・・

    そんなきっかけから、YouTubeを徘徊し、海外のものも色々聞き比べましたが、

    日本人の音声クオリティはレベルが高いですw。

    なんか技術職人的に超えてくるのが、日本だな~と思います。

    日本代表はきっとhatomugiさんでしょう。初期から動画アップしていますが、1,100万回再生などたたき出します。

    そして、海外は恐らくこの2名かと。

    実際、再生回数的にもっと出す人もいるのですが、動画のクオリティ的にこの2名が一番安定していると思います。

    Gibi ASMR – 美人ですw。万国共通で受け入れられる顔のように思いますが、それも一つの効果かな?日本のアニメとかカルチャーが好きなようで、ちょくちょく日本要素入ります。

    asmr zeitgeist – アニメーションや色んな視覚を取り入れて、新しい音色を作ることもしているようです。

    海外は、顔出しして、ASMRタレントとして売り出したり、スポンサーつけたり、動画の見せ方を変えたり、ビジネスとしての横展開を感じます。

    ただ、単純な音声クオリティは日本の方がよく、徹底した職人です。

    ビジネスなのか職人なのか。

    よくある海外と日本の対比だな、と感じています。

    これがビジネスになる世界です。

    ASMRは新たな音楽アーティストです。

    そういった職人がYouTubeに溢れかえっていて、良いものも、悪いものも、パチモンも、本物も、全て流れています。

    ここでも、何が良い感覚か自分で見極めなければいけない。

    自分のセンスを研ぎ澄まさなければいけない。

    ただ、結局それを全員がすることはできないので、結果的インフルエンサーのような、意見リーダーについていく新しい社会がここにも生まれます。

    バーチャルワールドで盛り上がった昔ですが、もう数年前から存在していますね。

    では、また明日。

    Please follow and like us: