さて、一日遅れのMBS動画イズム&TVer配信で追いつきました、歌ネタ王決定戦2019。
今年の放送見て、率直な感想ですが・・・
お客さん入ってます!?!?www。
それとも音響問題?
ネタ・司会・審査員以外の音が少ないです。
笑い声が全く聞こえないのもあり、会場が盛り上がっていない印象で、ウケ感どころか空気感もさっぱり分からない。
小藪さんと後藤さんがサクサク段取りを進めて、あまり芸人さんがコメントする間もなく。敗退者コメントもないので、戦った言える感じも出ず、悔しさも残らずw。
独特です。
審査員メンバーはこちらですが、審査というより、バラエティ番組カラー強めです。この中では、ヒロミと藤井隆さんが「審査」していた印象です。
そして小藪さんと後藤さんは2人ともキャラがあるので、司会で揃ってしまうと相殺し合って、最終的な印象は薄めになりますね。
- 司会:小籔千豊・フットボールアワー後藤
- ヒロミ
- 清塚信也(ピアニスト)
- 藤井隆
- 大久保佳代子
- 野性爆弾くっきー!
ファーストステージ :楽器演奏と歌唱力勝負の年
順位 | エントリー 順 | ネタ | ヒロミ | 清塚 | 藤井 | 大久保 | くっきー! | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8位 | 令和喜多みな実 吉本興業 | 彼女との思い出 | 92 | 92 | 92 | 90 | 95 | 461 |
1位 | ラニーノーズ 吉本興業 | ABCの歌 | 95 | 95 | 94 | 93 | 96 | 473 |
9位 | 天才ピアニスト 吉本興業 | 上沼恵美子 | 87 | 90 | 90 | 90 | 92 | 449 |
3位 | きつね ホリプロコム | クラブなど | 93 | 95 | 95 | 94 | 93 | 470 |
5位 | お見送り芸人しんいち グレープカンパニー | 僕の好きなもの | 90 | 93 | 92 | 95 | 97 | 467 |
6位 | 新作のハーモニカ ワタナベ | いろは歌 | 96 | 93 | 93 | 90 | 94 | 466 |
4位 | メンバー 吉本興業 | 漫才 | 94 | 93 | 95 | 93 | 94 | 469 |
2位 | 友近・ゆりやん 吉本興業 | 海外ドラマ | 92 | 95 | 95 | 94 | 94 | 470 |
7位 | ナイツ マセキ芸能社 | 私がおばさんになっても | 90 | 91 | 96 | 94 | 92 | 463 |
この結果を見る限り、最高得点2名分ゲットしたお見送り芸人しんいちさんが決勝行けないのは悔しいですね!
しかし、お見送り芸人しんいちを送り出し、高橋英樹を応援VTRに抑えるグレープカンパニーの追撃たるや。もうどの賞レースにも優勝候補でいるので恐るべし。恐るべしサンドウィッチマン!
この賞レースでは、敗者復活勝者がトップバッター。これはM1にも入れて欲しいシステムですよね!トップバッターってかなりの出順運なので、追い風吹いている敗者復活勝者でちょうどいいのとフェアです。(かまいたち山内さんも希望していたはず)
中堅が遊ぶ中で頑張る若手
ファーストステージは中堅どころの友近・ナイツあたりが好きなことしている横で、若手芸人が頑張って持ちネタやっているって印象ですw。
ナイツの歌ネタテンプレートはツボです。ビートルズのHello Goodbyeバージョンがかなり好きです。これ土屋さんが地味に超大変。で、塙さんの間がとっても大事。こういうところにツボるお笑いファンじゃないと、フルで楽しめないかもしれないですが、今回のラインナップと客層ではやっぱり笑いが生まれずでしたw。
新作のハーモニカの完成度が!ヒューマンビートボックスとラップが好きなのと、分かりやすいお笑い要素が残っていたので、私はここに1票。いろはに、いろはに!
きつねは、この大会になるといますね。まるで夏になればTUBEが、冬になれば広瀬香美がいるみたいな感じですね(例えが古いが、他に思いつかない)。
天才ピアニストはMBS動画&TVer的に権利関係でネタ見れずで残念。普段は上沼恵美子以外に、どんなネタしてるんだろう?2018年優勝のメンバーの参戦。これは原点ですよね。漫才を歌ってるんですから。
ラニーノーズはビジュアルもあり、よしもと漫才劇場を盛り上げる人気者。演奏と歌のクオリティがズバ抜けてますね。これは女性ファンたまらないでしょう!さすがバンドデビューしているだけあります。ディナーショーで一晩聞けますw。
うむ・・ただ、このラニー流れだと、お笑い賞レースカラーが薄まって、面白いミュージシャンとかありになっちゃうのが不安っていうのは否めず。
ファイナルステージ – ネタに変わりなし
ふわっと最終決戦に入りました。
順位 | エントリー 順 | ネタ | ヒロミ | 清塚 | 藤井 | 大久保 | くっきー! | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3位 | きつね ホリプロコム | クラブなど | 95 | 93 | 96 | 95 | 96 | 475 |
2位 | 友近・ゆりやん 吉本興業 | 海外映画 | 94 | 94 | 97 | 93 | 93 | 471 |
1位 | ラニーノーズ 吉本興業 | だるまさんがころんだ | 97 | 95 | 98 | 95 | 96 | 481 |
ラニーノーズが全評一致で優勝。
全組ほぼフォーマット変えずの最終決戦だったので、ファーストステージの評価と変わらないのは不思議ではないでしょう。
同じネタをもう1ラウンド観る感じなので、最終決戦としては、ちょっと物足りなかったかも?
ファイナリストネタより審査が気になる大会
関西ローカルのバラエティ番組に近い賞レースなので仕方ないですが、年々歌ネタ王の審査員にネームバリューの方がいなくなっています。よって、審査レベルも下がってしまっています。
一応審査なので、大久保さんとくっきー!には誰かに最高得点をつけてハッキリして欲しかったなあ。2人ともきつねとラニーの2組に同点入れています。
そうですよ。きつねとラニーノーズのどちらかで迷う。そこは視聴者も同じですよ。
だから審査員にハッキリ点数をつけて欲しいのですよw。そこが審査員としての責任であり、だから大変なんです。そういう覚悟で挑んでいる審査大会ではないかもしれないですね。
今回審査員のツボがバラバラで、それはそれで色んな視点があっていいのですが、審査基準の標準を全員で合わせないと、一貫性のある審査はできないと改めて難しさを感じました。標準合わせないのであれば、世間を引っ張れるくらい相当ブランドある人が審査しないと、です。
そういう意味では、KOC審査員はコンビ2組の偏りが出て、視点の角度バリエーションが少なめになってしまうのが難点ですが、全員の標準は合っている気がします。
新たな気づきをありがとう、歌ネタ王。
ヒロミと藤井隆さんは定番でいて欲しいですね。
ABCお笑いグランプリを司会している藤井さん。とにかくゲラゲラ笑って楽しそうに見ているので、お笑い番組として安心感もありです。
歌ネタ王決定戦2019優勝はラニーノーズ
思えば、歌ネタ王決定戦2016でかまいたちが優勝した時の準優勝がラニーノーズ。
横で喜んでいるかまいたちばっかり見てしまっていましたが、今回VTRで振り返って、改めて思い出しました。思えば、大阪NSC35期でゆりやんと同期ですね。
そんな悔しさ乗り越え、自分たちがやりたいスタイルを貫き、漫才劇場も盛り上げて、周りにも感謝する気持ちがあるからこその結果だと思います。
若手がスポットライト浴びるのはやっぱり嬉しいです。
ラニーノーズおめでとうございます!🌟🌟
優勝直後に公式YouTubeにネタをアップしてます。さすがです。
こういう時代になりましたね。