さて、今年の熱いコント師の戦いが終わりました。
キングオブコント(KOC) 2019決勝
2019年9月21日(土)18:55〜TBS生放送。エントリー数2413組の頂上決戦。
昨年のハナコ優勝から1年、春先から続いていた予選、猛暑中に繰り広げられた準々決勝、2週間前の準決勝、昨晩の決勝が全ての集大成でした。
KOC2019準決勝進出者:セミファイナリスト
今年キングオブコント (KOC)2019の準決勝進出者34組はこちらでした。
- 相席スタート
- アイロンヘッド
- いかすぜジョナサン
- うるとらブギーズ
- エンペラー
- 蛙亭
- かが屋
- カゲヤマ
- 空気階段
- クロスバー直撃
- コウテイ
- コロコロチキチキペッパーズ
- THE GREATEST HITS
- ザ・マミィ
- サンシャイン
- さんだる
- GAG
- ジェラードン
- ジャルジャル
- そいつどいつ
- ゾフィー
- チョコレートプラネット
- どぶろっく
- ななまがり
- ネルソンズ
- パーパー
- ビスケットブラザーズ
- ファイヤーサンダー
- 藤崎マーケット
- マヂカルラブリー
- やさしいズ
- や団
- ロングコートダディ
- わらふぢなるお
この中でも、準決勝2日間の34組68本のネタを見た結果、決勝行って欲しい!って期待も込めて、勝手に選んだのが赤字10組。
そして、最終的には、ビスケットブラザーズに想いを乗せて、本番を待ちました。(絞りきれず、空気階段、うるとらブギーズ、わらふぢなるお、ロングコートダディ、そいつどいつを心に留めながらではありましたがw。)
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関連記事2:キングオブコント(KOC)2019準決勝 2日間の観覧を終えて〜続編・ネタ以外の感想
事前番組の予想戦:シークレット企画
9/19(水)に南海キャンディーズ山ちゃん司会の事前番組、9/21(土)決勝当日にもバイきんぐ司会で生放送直前番組が放送されました。全てはシークレット企画で大会を盛り上げるためでしょう。
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芸人たちの予想インタビュー
事前番組でインタビューされていた芸人さんの予想はこちら。
- 麒麟川島:GAG、ロングコートダディ
- ロバート秋山:チョコレートプラネット、ジェラードン vs GAGにネルソンズ
- ハナコ:わらふぢなるお、ファイヤーサンダー、サンシャイン 他。
- アンガールズ:ジェラードン、どぶろっく、やさしいズ
- ナイツ塙:わらふぢなるお、かが屋、ファイヤーサンダー
- ナイツ土屋:かが屋、ジャルジャル、いかすぜジョナサン
- DJKOO:チョコレートプラネット、ジェラードン、アイロンヘッド
麒麟川島さんの、GAG解説と「ロングコートダディはお客さんの中では心地よい風が吹いてる。カツカレーはできないけど鯛茶漬けの良さは出せる。」のコメントは言い得て妙、例えが完璧で、さすが過ぎました。それそれそれ!!w。
アンガールズはMCとの絡みを期待してのジェラードン。あとは山根さんと仲がいいってことでどぶろっく。準決勝2日間通してのトップウケでしたから理由十分w。
ハナコの本命はわらふぢなるお。そして、Twitter動向を見て予想したファイヤーサンダーやネタを書きまくっているサンシャイン推し。ビスケットブラザーズも同期なので応援してました。そうか、同期なのか。お笑い第7世代ですね。
バイきんぐ小峠さんにガンガンいじられる、いかすぜジョナサン。確かに「誰?」なのでw、大穴ダークホースで煽られていましたが、準決勝を見た限りでは、ちょっと厳しいかな〜ってところでした。
KOC2019決勝進出者:最終ファイナリスト
そして、賛否両論のシークレット企画を乗り越え、決勝10組楽屋侵入企画をなんとかバイきんぐ西村さんがこなしw、最終的な決勝進出者はこちらでした。
- うるとらブギーズ
- ネルソンズ
- 空気階段
- ビスケットブラザーズ
- ジャルジャル
- どぶろっく
- かが屋
- GAG
- ゾフィー
- わらふぢなるお
かなり順当なラインナップ。前評判を含め、準決勝を見ていた観客なら、ある程度納得できる範囲ではないでしょうか。
そうなると、先週水曜日に見た劇場公演「ガチネタ」はほぼKOC決勝。準決勝敗退組もいるので、かなり貴重な公演でした。
関連記事3:キングオブコント (KOC)2019決勝に向けた最終調整~期待と予想:ガチネタ in ルミネ【お笑いライブ&事前番組の感想】
それにしても、緻密なロングコートダディ、2日目バカウケしたそいつどいつ 、パワープレイのコウテイ、安定してた相席スタートがいないのは残念!惜しい!
ファイヤーサンダーとサンシャインに関しては、 TVを考慮した審査員の冷静な判断だと思います。
決勝発表後、相席ケイちゃんはチョコプラ松尾さんやジェラードンと一緒にカラオケで発散した様子。山添さんはアイロンヘッドと一緒に決勝を自宅観戦してたみたいです。仲間がいるって最高ですね。
ちなみに、ロングコートダディが決勝行っていないことは、当日の朝大阪よしもと漫才劇場のリマインダーで確証に。めちゃくちゃ大阪にいましたw。
来年に期待します。M1も頑張って!!
ファーストステージ:3つの大波乱
順位 +通過 | エントリー 順 | ネタ | 設楽 | 日村 | 三村 | 大竹 | 松本 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2位 通過 | うるとらブギーズ 吉本興業 | 催眠術師 | 90 | 95 | 95 | 92 | 90 | 462 |
6位 同点敗退 | ネルソンズ 吉本興業 | 野球部 | 90 | 90 | 90 | 90 | 86 | 446 |
9位 同点敗退 | 空気階段 吉本興業 | タクシー | 87 | 88 | 88 | 90 | 85 | 438 |
6位 同点敗退 | ビスケットブラザーズ 吉本興業 | 知らない街 | 89 | 90 | 90 | 88 | 89 | 446 |
3位 通過 | ジャルジャル 吉本興業 | 野球部 | 92 | 93 | 89 | 90 | 93 | 457 |
1位 通過 | どぶろっく 浅井企画 | 神様 | 93 | 96 | 98 | 97 | 96 | 480 |
6位 同点敗退 | かが屋 マセキ芸能社 | カフェ | 94 | 89 | 87 | 88 | 88 | 446 |
3位 同点敗退 | GAG 吉本興業 | 彼女の相方 | 92 | 88 | 92 | 93 | 92 | 457 |
5位 敗退 | ゾフィー グレープカンパニー | 謝罪会見 | 90 | 90 | 89 | 91 | 92 | 452 |
9位 同点敗退 | わらふぢなるお グレープカンパニー | バンジージャンプ | 87 | 87 | 88 | 87 | 89 | 438 |
なんて、同点の多いこと。3位2組、6位3組、9位2組、点数が被る結果でした。
このファーストステージには3つの大波乱が潜んでいました。
大会記録に残るトップバッターうるとらブギーズ
3日前の公演でバッキバキに仕上げているところを見ていたので、さらに期待していた中、まさかのトップバッター。
トップバッターの運命で、点数が上がりづらい中、審査員に95点をつけさせる実力。しっかり練られ、稽古数も重ねたであろう緻密さ。あのクオリティで大会全体のレベルを上げてくれたようにも思います。
ずーっと、ふふふふ、って笑う感じですよね。2人とも役にバッチリハマっているのも印象的です。
無名ながら現場叩き上げの力を見せ、その後の審査を大いに左右する重要ポイントになりました。
ピカイチキャラで乗り切るネルソンズ
和田まんじゅうさんのキャラにおんぶに抱っこなのは心配でしたが、やっぱりピカイチキャラなので上がってきました。「なんだその挨拶は」とツッコまれるところがツボなのですが、またカメラタイミングが合わずw(怒)。一昨日、青山さんの怪我報道がある中でも、やりきりましたね。ジャンポケにも似た、観客にとって安心感が持てる笑いを生み出してくれます。
それにしても、和田まんじゅうさんのコメント返しは負け慣れし過ぎてますねw。
押し切れない空気階段
このネタ大好きですが、賞レースになると押し切れないところが不安要素ではありました。まっちゃんの「もっとシンプルに笑わせてくれた方が良かった」ってコメントはある意味分かります。途中ちょっとテンポが崩れてしまったのもハラハラ要素でした。
でも、ネタはよく出来てて好きです。じわじわと日の目を見始めているのでいいですね!これからも頑張って欲しい。昨年の準決勝ネタ、また生き返らせてもいいのではないかと思います。
あらびき団出身なだけありw、本来この2人は、もっと変なネタしています。昨日、YouTubeチャンネル、空気階段チャンネルが開設されていましたのでぜひ。
20代若手の緊張が見えたビスケットブラザーズ
準決勝見た結果、今回一番応援していました。でもテレビになると、アップカットが増えることもあり、緊張感がヒシヒシ伝わる結果に。余裕を感じられなくて、私個人的にも準決勝より笑いが下がってしまいました。テレビ慣れしていないところも浮き彫りだったでしょう。
そして、アップカットが交互が入ってしまうことで、このコントの世界観が大きく崩れてしまうことが分かりました。このネタは引きで見た方が面白いのですよね。楽しい、いいネタなのに・・・ああ、コントって難しい。
ああ見えて20代。まだまだこれから。伸び代十分。応援していきたいと思いますので、これからも楽しいネタをよろしくお願いします!
と、この時点までは、例年のKOC決勝同様、よしよしと大興奮で見ていました。
大波乱その1:ジャルジャルのネタが準決勝ネタじゃない
コントモンスタージャルジャルの再来
お笑いファン、準決勝観覧者であれば、ジャルジャルがきた!と大興奮した数秒後の暗転明け、大混乱したはずです。
あれ、これは準決勝のネタじゃない、と。
前代未聞のルール違反。最早、ジャルジャルお得意のホラー演出かと思ったぐらいです。
キングオブコントのルールは、準決勝と決勝で同じネタを披露することです。
実際、この野球部ネタはよく出来てます。面白いです。ジャルジャルらしさもあってユニークです。松っちゃんが「感心してしまう」ってコメントする気持ちも分かります。みんなの絶賛&高得点も全て納得です。彼らの完成度は隙がありません。
ただ、なんの説明もないまま、準決勝と違うネタを冷静に見られなかったというか全く集中できず、ネタ中Twitterに手が伸びてしまいました・・・。
他の演者はちゃんと知っているのだろうか。なぜネルソンズと被った野球部設定のネタなのか。などなど。モヤモヤ。
ここから、この違和感が取れず、準決勝ネタを知っている視聴者と知らない視聴者、同じ番組内で視聴者を二手に別れさせてしまいます。あるまじき展開でした。
大波乱その2:どぶろっくのにゃんこスター現象
歌唱力 x キャッチーなメロディー x 下ネタどぶろっく
そんなジャルジャルの混乱もあり、そわそわしていたところで、恐れていたことが。
準決勝2日間のトップウケ。盛り上げ隊と思いきや、振り切って上がってきちゃいました、どぶろっく。
三村さんにハマらないわけがないw。日村さんのコメントで「どぶろっくが準決勝にいるのは知っていたから、出てきたら何やるんだろうと思ってた」とありましたが、これはまさに全員思っていたことではないでしょうか。
そして、案の定、点数が上振れ、大いに荒れました。準決勝会場で手を叩いて笑っていた審査員とスタッフが脳裏に蘇りました。
これが俗にいう、2017年恐怖のにゃんこスター現象ですw。
関連記事4 : 【賞レース】キングオブコント(KOC)2017は外せないので、いまさら勝手に振り返る〜いたちにゃんこの後ろでさらばが光る
でも、実際、確かに、全員、「笑った」。
賛否両論あるでしょうけど、高得点は納得しましょう。審査基準が「とにかく面白いコント芸」なのですから。
空気感のプロかが屋
この大荒れしている中、出てきました、注目株のかが屋。
CM挟んだとはいえ、一部の人が感じたジャルジャルのそわそわ中、どぶろっくの破壊後に出てきたにも関わらず、空気感をしっかり「かが屋」にして、全員の意識を自分達に向けることが出来てました。
これは凄すぎます。押しではなくて引きの力です。
その自分に引き寄せる魅力的な力と、完成された空気感、2人の高い演技力を見て、やっぱり間違いなくみんなが期待しているだけのコント師なんだ、と実感しました。
もう十分。滲み出るプロフェッショナルマインド。爆発力を求める賞レースには不向きかもしれないですが、そもそもかが屋に賞レースは不要だ、と改めて思います。
三度目の正直GAG
3年連続決勝進出。ようやく、ある程度TV観客に受け入れてもらえるネタで勝負出来たように思います。このネタより、準決勝2日目の「席替え部」ネタの方が良いのですが、きっと最終決戦で賭けたかったのでしょう。毎年ながら、ネタ選びは課題として残ります。
カメラワークとの息が珍しく合うコントでしたね。アップショットが沢山の入ることで福井さんの表情がしっかり見え、よりストーリー性が出ました。ここに福井さんの味があります。
ちなみに、今月の「酒と話と徳井と芸人」はゲストGAGですが、KOCトークしてます。今年解散の危機があり、宮戸さんが南海キャンディーズ山里さんの結婚記者会見を任されたことを含め、いろんな経緯で持ち直したそうです。
お笑いファンみんな大好きGAGです。解散しないで。屈さないで!
トップウケさらっていても無理なのではないか、と思っていた切なさを振り切ってくれてありがとう!
異彩で大会に厚みを出すゾフィー
この謝罪会見ネタは今年ゾフィーのイチオシネタでした。最初に見たときは、コント「お前、ホンマ最低やな」王決定戦のライブでしたが、笑いが止まらなかったなあ。
関連記事 5: 【お笑いライブ】コント「お前、ホンマ最低やな!」王決定戦 2019.7.3 @草月ホール
前評判が広まりハードルも上がり、色んなところでお披露目してやり過ぎてしまったのか、どんどん失速していってしまう印象でしたが、ゾフィーらしい強いネタだったと思います。個人的には記者役サイトウさんのツッコミにもっと期待しちゃう場面が多くて、そこを人形のふくちゃんだけで乗り切れずでした。
でも、ゾフィーは他にはない異彩を放てる強さを持っているので、この組が加わることで大会にダイバーシティーをもたらします。これは大きな役割であり、その役を担える彼らが好きです。これからも頑張って欲しいです。
KOCの魔の手にかかった、わらふぢなるお
これはまさかの展開でした。やっぱり、こういうことがあるんですね。
すでに色んな種類のネタが飛び交い、見ている方も少しお腹いっぱいになっていたタイミング。他の9組に比べて、インパクトとテンポが足りず、大トリとしては物足りなく見えてしまったかもしれません。中だるみ感も否めませんでした。
でも、私はこのネタ好きです。準決勝で見たときも、入りの速さから、ふぢわらさんのイカれた感じや、口笛なるおさんのツッコミも大好きでずっと笑ってました。そして、実際このネタは準決勝ではトップウケに近く、2日間通して、決勝当確だ!と思えたのは、わらふぢなるおだけでした。
でも、決勝に行ったら違う魔物が住んでました。途中で、「ひゃーっ」って悲鳴的なものも聞こえましたね。
まさかの最下位。
それでも、やっぱり私はあのネタで今年勝負してくれてありがとう、と言いたい。頑張ってください!応援してます!
大波乱その3:ジャルジャル・GAG三位同点の投票決戦
さて、全10組出揃った最終結果、同点3位のジャルジャルとGAG。
そのまま、1位、2位、3位2組、計4組でファイナルステージをやるのだろうと思いきや、ここでまさかの審査員の投票決戦になると告げられ・・・
ブチっ(脳みその血管が切れる音)
なんでよ!!
2本目のネタ仕込んでるんですよ。それで勝ち上がってきたんですよ。もう衣装も着てるんですよ。2組とも2本目やらせてあげてくださいよ。てか、それくらいのプランBを考えておいてくださいよ!変なインタビューとか下りをカットできるでしょ!
そんな展開のため、お笑いファン的に複雑すぎる心境に悩まされます。
ジャルジャルは準決勝のネタではない。順当に戦ったGAGに偏りたい。でもジャルジャルの野球部ネタは強くて面白い。ていうことは、ジャルジャルが勝ってしまいそうだが、それでいいのか?あまりにも「GAGらしすぎる」悲哀な展開も避けてあげたい。
それより、何より、なぜ、よりによってこの2組なんだ。
少なくとも私はこんな感情がグルグルしました。
結果、ジャルジャル3票(松本・設楽・日村)、GAG2票(三村・大竹)。
見事に、さまぁ〜ずとバナナマンで別れました。
結果決まった時の福徳さんの顔。忘れられないです。後ろ髪を引かれるようにずっとGAGを見ていた、あの横顔。ここぞの時に出る、福徳さんの感情です。
baseよしもと劇場の若手時代から、ずっとずっと一緒に頑張ってきた仲間をこんな形で見送ることになってしまうとは。
この世代のファンとしては涙の瞬間でした。
画像は決勝直後、ジャルジャル後藤さんのインスタストーリー「僕たち仲良し」。ここだけはスクショ切り貼りお許しください。それぐらい伝えたい、この切なき思い!
ファイナルステージ:重なるまさかのまさか
順位 | エントリー 順 | ネタ | 設楽 | 日村 | 三村 | 大竹 | 松本 | 2nd | 1st | FINAL TOTAL |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3位 | ジャルジャル 吉本興業 | 空き巣 | 90 | 90 | 88 | 90 | 90 | 448 | 457 | 905 |
準優勝 | うるとらブギーズ 吉本興業 | 実況中継 | 93 | 92 | 93 | 93 | 92 | 463 | 462 | 925 |
優勝 | どぶろっく 浅井企画 | 金の斧銀の斧 | 94 | 90 | 89 | 91 | 91 | 455 | 480 | 935 |
ここで完全パニック。
ジャルジャル、2本目のネタも準決勝のネタではない。
ここまできたら、さすがにきちんと理由があるだろうと踏んだものの、説明がないので、やっぱり気になってネタがスッと入ってこない。
ちなみに、このジャルジャルのネタは品川ヒロシのYouTubeチャンネルで映画風に仕上がってますが、マジで夜中見ないでください。本気ホラーに仕上がってますw。そこに面白さが潜んでます。
関連記事 6: 【YouTube】ジャルジャルコントをショートムービー風に映像化した品川ヒロシチャンネル〜KOCシーズンに添えて
結果、ネタ披露後、福徳さんの足小指骨折の怪我のため、ネタを変えなければいけなかったことを福徳さん自ら釈明。確かに準決勝ネタは骨折していたら出来ません。
事前に言えなかったのかな・・・止められてたのかな・・・作戦なのかな・・・とか変な詮索が走ってしまうから、1本目のネタをやる前に、運営側から言ってあげて欲しかったです。
なお、決勝で披露したネタは、早速昨晩のうちにジャルジャルのYouTube公式チャンネルに上がりました。さすが。このチャンネルのネタアップ頻度はクレイジーな領域です。
その後、うるとらブギーズが手堅く仕上げて、このファイナルステージは勝ったものの、ファーストステージで積み上がった、どぶろっく点数に追いつけず。
実際、平均89点以上でどぶろっくの優勝が見えていたので、これはこのままいってしまう・・・と全員思ったでしょう。
そして、本当にいっちゃいました。
KOC2019優勝・12代目チャンピオン:どぶろっく
なんと、逃げ切りでどぶろっくの優勝。
TBSの「ご英断」もありw、下ネタで堂々と決まったチャンピオン。
もしかしてだけど〜もしかしてだけど〜のメロディーすら流れてくる雰囲気でしたが、やっぱり、それも売れただけあってメロディーセンスがあります。
最終的にコントは楽しく笑うもの。
昨今のコント師はめちゃくちゃレベル高いので、技術的に角度が上がりすぎている中、原点回帰したかもしれないです。「物事は飽和したら必ずゼロに戻る。歴史は繰り返す。」大げさな表現ですが、そんなような現象を見たように思います。
結局、決勝戦が終わったいま、もう一回見ようかなと思うネタは、どぶろっくではないでしょうか?
彼らのスタイルで真摯にコントしていたことが分かる江口さんの涙。優勝コメントで「なんかすいません」と言っていたのがなんとも。本人たちが、この下克上を一番よく分かってますよねw。
浅井企画50周年記念。おめでとうございます!!!
Paravi生配信「生・大反省会」
当日9/21 (土)23:30〜生配信。
昨年に引き続き、M1のGYAO配信とまったく同じテンプレートでw、バイきんぐの腕だけがキラキラと光ります。
本心としては、負けた後に生配信するのは芸人さんが大変過ぎるので返してあげて欲しい。そして、こんな配信よりも決勝進出者発表して、芸人さんに華を持たせてあげて、事前煽りを優先して欲しいですね。
ネタスタイルの新旧狭間に揺れる演者達
ネルソンズの和田まんじゅうさんが「俺らのネタ古いっすね。」ってコメントしてましたが、あの舞台のキャラからは想像しづらいほど冷静だなあ、とw。
確かに、ちょっと古めな印象はあります。ジャルジャル、かが屋、ゾフィー、うるとらブギーズ、などと並んでくると特に。ネタ構成が??と思う理由かもしれないです。
でも、小峠さんが「ネルソンズらしいオーソドックスネタ」とフォローしてましたが、その通りで敢えて「らしさ」を貫き、クラッシック攻めしていった方が観客が付いてくるはず!和田まんじゅうさんのコメディアンとしてのピカイチキャラが永遠に輝きますように。
演者のビジュアルは大事な要素
GAGターンの時、福井さんが「過去は、坂本さんの角刈りが女性観客にウケなかったのでは」と話していて、みんなにそんなことないとフォローしていましたが、それは恐らく一理ありますw。女性目線的には、今年の坂本さんの方が見やすかったです。
ビスケットブラザーズも顔立ちが割と地味なこともありw、印象に残りづらいのと、緊張感で強張った顔がアップにすると耐えきれないので、メイクや雰囲気を変えるといいですね。空気階段もぐらさんのタクシー運転手もフォルムがとても良いので、メイクにもっと現実味が欲しい。ザ・コント!ならいいのですが、かなりストレートプレイに近かったので、変なメイクだと情報がごちゃごちゃします。
などなど。
それにしても、MCとの絡みでも、この打ち上げでも、GAG坂本さんはずっと変ですw。小峠さんにストレス溜まってるんじゃないかとツッコまれていた、そんな坂本さんが一番好きな仕事は劇場のクイズコーナー。福井さん、よくGAGをまとめてますよw。お疲れ様です。
これまでで一番優勝者の扱いが雑ですがw、小峠さんも言ってた「俺もマネージャーも西村も3人で楽屋で歌ってた」、どぶろっくの強みはこれに尽きるでしょう。どぶろっく空気をヒシヒシ感じたと話していた、かが屋がアップした集合写真なかなかいいです。
いい大会だったことが伝わります。
KOC2019感想&まとめ
一夜明けた、9月22日(日)午前中現在、ここの感想が全くまとまりません。思うところが沢山ありすぎて、全く気持ちの整理がついていません。というのが正直な感想になりそうです。
シメが宙ぶらりんになってしまいますねw。
一つだけ言えることは、今年の審査員はこれまでで一番安定していて貫禄があったように思います。
特に設楽さんは、いつも以上に輝いていました。M1審査員のナイツ塙さんを思い出します。コントとお笑い芸人演者への愛を感じます。
思えば、この審査員システム導入されてから4年目。過去3回の経験を通じて、審査員も審査の技術を身につけ、確実に腕を上げてきています。
そんなバナナマンとさまぁ〜ずを見ていると、やっぱりなんでも一流になるには失敗と挑戦の連続であり、評価することは責任重大な恐れ多い、大変な任務だと改めて実感すると共に、そこを今担えるのは、確かにこの2組なのではないかと思います。
審査員も一緒に成長していく大会ですね。
この写真最高です。さすが三村さん。
お笑いが繋ぐ絆のドラマを見せてくれてありがとう!
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キングオブコント (KOC)はTBS放送ですが、CSにもTBSチャンネルがあります。割と懐かしい90年代のドラマや落語なども見られるのと、横浜DeNA中心に野球中継やフィギュアスケートも放送してくれます。
いろんな視聴方法ありますが、一番のオススメはやはり「ひかりTV」なんてったって、大阪チャンネルのコンテンツも見られますからw。
スカパー!は加入月視聴料0円でスタートできるので気楽なのと、エリアであればJ:COMからでも見られますよ。