【単独ライブ】天竺鼠 「これが本当の天の川ライブ」2019.7.19 東京公演@ルミネtheよしもと

2019.7.19 (Fri) 天竺鼠単独ライブ「これが本当の天の川ライブ」東京公演 in ルミネtheよしもと

19:30スタートから22:00解散の濃厚な２時間半でした。

いやあ・・・いつもながら根本的に脳みそ構造が違い過ぎて圧倒されます。異次元に放り込まれるあの感覚に名前はあるのでしょうか。

率直に思いますが、今回はもう、瀬下さんが凄かったです。

あそこまで真っ直ぐと川原さんの世界観の一部になれる人はいるのでしょうか

あそこまで全力キャラを維持しながら、川原さんの繊細な世界を乗りこなせる人は、他にいるのでしょうか（マセキ三兄弟の一味かな？w）。

これまでの単独より、今年はその才能にフューチャーされている気すらしました。

そして、あの内容にして、ファンを「うんこちゃん」と呼ぶにも関わらず、いつもとにかく女性客が多いです（26期効果とかもあるのかな？）。

しかも派手目な方から、おしとやかな方まで、美人揃いなイメージで、これは天竺鼠の特徴ですね。

コントで使った等身大カラーパネルプレゼントの人気もすごいw。最後はお祝いのお花も持ち帰りOKとなり、女性陣にはたまらないですね！

抜けられないクワイエットルーム

OPから、嵐を止めないと単独ライブが始まらない、と小林副船長（瀬下さん）が永遠に右往左往。途中で川原さんが影アナ的に入ってきますが、これがまさかの15分w。

そこからのレコーディングネタで、河合奈保子のスマイルフォーミーを咳で埋めながら、ひたすらループ。

最後に宇宙人が出てきてPUFFYのアジアの純真を歌う呪縛（計3回、裏での早着替えも大変だ）。

警備員ネタでは暗転明けのダイアン津田さん登場で客席のテンション上がりつつ、また舞台を右往左往し、永久に瀬下警備員に止められるっていうのを繰り返すこと5分近くw。

いつもの川原ワールドが更にアク強めに炸裂。

金曜日の夜で、仕事で疲れた脳みそだったからか、私が歳を取ってしまったからかw、途中でクワイエットルーム的に気が狂いそうになり、

「あゝ、私疲れてるのかも。」

と気づかせてくれましたw。

この奇想天外な展開と、アート感覚的な「なんの時間やねん」時間尺が好きな人でないと確実に「耐える」２時間半になってしまいます。

ネタとライブ構成は昨年の方が好みだったかもなあ。

ブリッジVTRが超面白い

オープニングコント、メインコント6本、漫才1本、おまけコント1本の濃厚さで、まさかのブリッジVTRも全てネタになっているっていう手の入れよう。流石過ぎます。今回このブリッジVTRのネタとクオリティが超ツボでした。

タイムアタック対決の早送り仕上げとか（かまいたち山内さんの写真がとりあえずビリビリにされたりw）、

字幕の文字を画面に溜めてスワイプする発想とか。

「どうせまた〜するのに、〜した」の下りを繰り返したポエミーな世界観を保ったまま、鳩を追いかけ回す瀬下さんの映像を無視する構成とかw。

全力瀬下さんのカラーポーズパネルを何枚も並べて、やっぱりお寿司を絡めてくる感じとか。

最後の飛車と角行は毎度ながら発想も台本も秀逸ですよね。

超最高でした！

ブリッジVTRは合計すると30分くらいはあるんじゃないかな・・・w。

みんなの憧れ、芸人アート枠

天竺鼠は川原さんの天才っぷりでデビュー当時から期待の星。

デビュー間もなくしてKOC決勝出たり、東京進出したり。芸人界で定評があり、SNSフォロワーも多く、数年前から既にYouTuberで、Maenomeri展のアートイベントしたり、Tシャツデザインしたり、Potenhitを作詞して歌ったり、なすびになったり。

フランス映画みたいな空間も作れる、なかなかお見かけできない天性の芸術家です。彼の才能を見に行くだけでも価値があります。

その世界のマペットのような瀬下さん。あれも一つの才能ですよね。

カブトムシのコント見て、泣きそうになったぐらいですね・・・w。

川原さんの世界を維持し続ける為にも、体力は必要だし、川原カブトムシがしがみつけるほどマッチョじゃないといけないしw。

大変。

あの二人のバランス感でずっといて欲しいです。

異次元の時空で、ここはどこ？ってループで、

ウケなくなるまでやってしまう病気もあってw、

観る人を選ぶ二人だけども、

まだまだ世に生み出します！っていう貴重なエネルギーは超必見。

是非一度このクワイエットルームを体感してみてください。

ああねむた〜い。

追記メモ：川原さんが単独についてnoteに投稿！